R56 クーパーS N14前期エンジン インテークバルブカーボン除去

R56 クーパーS N14前期エンジン インテークバルブカーボン除去

R56 クーパーS N14前期エンジン インテークバルブカーボン除去作業のご紹介です。

直噴エンジンになって起こってしまう大きなデメリットとしてバルブ周りにたまるカーボンの堆積です。

直噴エンジンになる前(ポート噴射)の時はインテークバルブの上からガソリンを噴いていたのでバルブはあまり汚れませんでしたが直噴になると綺麗にしてくれるガソリンの噴射がシリンダー内(燃焼室内)で起こるために綺麗になりません。

車の構造がわかる方ならそれならなんで空気しか吸わないインテークポートが汚れるのか不思議だと思います。

理由のいくつかとしてはエンジン始動時に排気ガスNOx(窒素酸化物)等を減らすためにEGR(排気ガス還元装置)がついておりますがMINIの直噴エンジンはインテーク側のVANOS(可変バルブタイミング)を使用してエキゾーストバルブが開いているときにインテークバルブも少し開き排気ガスを吸い戻します。
その時にガソリンが濃く吹かれた排気ガスを吸い戻すためインテークバルブの汚れが進行します。

その他の理由としてオーバーラップ(燃焼行程でインテークバルブとエキゾーストバルブが同時に開く時間)がある為とゆう理由もあります。

 

ではインテークバルブが汚れてカーボンが堆積することによって何が悪いかといいますと人で言うとマスクをしながら走っているようなものでエンジンが吸いたい空気の量を確保できなくなってしまいます。

エンジンが必要な空気の量を確保できないと空気に対して適正な燃料を噴射する工程が空気の量が減るとガソリンの噴射量も減るのでパワーダウン、レスポンスダウンは免れません。

インテークバルブを洗浄すると写真のように一目瞭然綺麗な姿に戻ります。

堆積したカーボンが不意にはがれてしまいバルブに噛み込みバルブが曲がってしまうなんてこともあるみたいです。

当店でも作業させていただく大半のお客様が中古車で購入されてそのまま乗っておられて本来のMINIのあるべきパワーを楽しめていない方が多いです。

カスタムでパワーアップをする前にMINIのあるべき姿を一度体感してもらえればと思います。

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